不妊治療や同性愛、子供を持たない夫婦だったりいろんなテーマを盛り込んでいるドラマ「隣の芝生は青く見える」が今週最終回を迎えます。
体外受精で妊娠したナナ
ナナの夫のダイキはもちろん周りのみんなも大喜び
しかし、突然急激なお腹の痛みで倒れるナナ。出血もしています。
病院に運ばれますが、完全流産していました。
初期の流産は染色体異常がほとんど。
幸い受精卵がまだあるのでまたトライしましょう!と先生からは言われますが、ナナは浮かない表情。
確かに体外受精をするなら早い方がいい。早ければ回数も多く挑戦できるかもしれない。そうすれば妊娠する確率は上がる。
しかし、そういう風に割り切れるものではないんですよね。
私の場合は稽留流産で赤ちゃんは心臓が止まったままお腹の中にいました。そのまま待っていると激しい腹痛と一緒に出てくると話を聞きましたが、不安でしょうがなくて手術で取り出してもらうことにしました。
完全流産は全て出てしまった状態なので手術は必要ありません。ナナをみて、もし、完全流産だったらこういう風になっていたのかも・・・と当時を思い出しました。
ナナの家族たちはみんなオープンで一緒に喜びを分かち合ってくれていましたが、私は一度流産してまた流産するのが怖くて妊娠したことを周りに伝えたのはだいぶ後になってからです。
ナナも言っていましたが、妊娠初期って手放しで喜べる状態ではないんですよね。私は安定期に入っても無事に産まれてくるまでずっと不安でした。生まれてから色々不安材料ありましたが・・・
ナナの手紙に 私は赤ちゃんが欲しかったんじゃなくて大ちゃんをパパにしてあげたかった と気づきました
と書いてあったところ(ニュアンスちょっと違うかもしれません)よくわかります。赤ちゃんも欲しいんだけど、やっぱり妻は子供が好きそうな夫をお父さんにしてあげたいものなんです。
隣の芝生は青く見えるをみると、切なくなって泣いてしまいます。
最終回ではどういう展開になるのかまだわかりません。もう一度不妊治療をするのか。妊娠するのかしないのか。でも、きっと心に響くエンディングになるのだと思います。