初めての妊娠で稽留流産

稽留流産とは、おなかの中で胎児が成長せずに、また、心拍が停止してしまうという流産です。そのままにしておくと、いずれ進行流産になり、大量の出血と激痛に見舞われ、お腹の中から出てくる場合がほとんどのようです。流産するのは10人に1人ともいわれており、そのほとんどが初期の段階に起こるもの。最初の妊娠でまさか自分が稽留流産を体験するとは思っていませんでした。

私は以前婦人科系の病気になったこともあり、子宮頸がん検診をクリニックで定期的に受けていました。妊娠検査薬で反応が出た時にまず行ったのは通いつけのクリニックです。クリニックは出産には対応していませんでしたので他の病院を紹介されました。

クリニックで心拍が確認できたその一週間後。

紹介された病院へ行くと、前に確認できた心拍がみえませんでした。

「うーーーん、うーーーん」

お医者さんは唸りながら膣内エコーの角度を変えて診ます。

私は、稽留流産ということがあるのを知っていました。

妊娠は嬉しかったけど、その反面で予想外にも流産の確率が全妊婦の10%~15%と高く、不安でしょうがなかった。

医師が唸り続けていたので

「動いてないですか?」

つい自分から聞いてしまいました。

「クリニックでは心拍確認できたんですよね?・・・今は見えませんね」

「そうか」冷静に事実を受け止めることの出来る自分がいました。

つわりの症状が眠たいというだけでほとんどなく、ずっと不安でしょうがなかった。

つわりがないと初期流産の可能性があるというのもネットで知った。

つわりがなくても元気な赤ちゃんを産んでいる方はたくさんいる。

だけど、不安はぬぐいきれなかった。

大きさも一週間前の診断の2.6ミリとあまり変わらない2.8ミリでした。

成長が止まってしまった。

おそらく、クリニックで確認した後、数日で心臓が止まってしまったのだろう。

そして3日後にもう一度赤ちゃんの状態を確認するために病院へ行くことになりました。

病院では涙を流すことはなく、ただボーっとしていた。

車を運転して帰り道にやっと悲しさがこみ上げてきて、泣きながらどこにも寄る元気がなく家に帰りました。

※このblogは以前の経験の日記も載せています。今思い出してもとても悲しい経験でした。しばらくこの話を続けて載せていきます。

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