流産した頃、私の周りは結婚をしていない友人も多く、まだ出産ラッシュ来ていませんでした。
一年間隔くらいでポツポツと報告がくるくらい。
ですが、年齢的にも30歳を超え、これから増えるだろうなという予想はしていました。
私の流産した頃は、ちょうどテレビでもおめでたや結婚の話題が多かった時期です。
「あぁ、無事に産まれたんだ」
と思っていました。
そのときみていた朝ドラの「まれ」でも妊娠・出産を取り上げていてなんだか複雑な気持ちになりました。
今まではそんな気持ちになることはなかったけど、3カ月のエコー写真をみて「もしも、順調に育っていたらこんなに大きくなっていたのかな」と思いました。
もっともそのドラマの中の設定は妊娠三か月でも『双子』という設定でしたので、サイズは違ったかもしれませんが・・・
私のエコー写真とは比べ物にならない位、赤ちゃんが大きくて、「全然違うんだな」と。
主人公まれの夫の圭太は、双子の妊娠に大喜びします。
「喜びも2倍!」と何でも倍なんだと言っていました。
素敵な事ですね。
ですが、このドラマちょうど旦那が出勤時間でいなくてよかったなとも思いました。
やっぱりこのシーンは流産してすぐの夫婦にはちょっと気まずい雰囲気になってしまうものかも。。
とらえ方は人それぞれで「こんなに素直に家族皆で妊娠を喜べるのは素敵だ!私も次の妊娠に向けて頑張ろう!!」
と、希望を持って前向きに思った人もいるかもしれない。
ただ、私はまだ張りつめていたものがあり、少し突くとすぐに穴が空いてしまいそうな弱い気持ちが残っていたため、一人で見たのが救いでした。
妊娠、出産は喜ばしいことです。
身近な友人、憧れの芸能人、例えそれが現実ではなく、架空のドラマの中の話であっても・・・
その受け止め方について考えさせられました。