稽留流産当日の掻爬手術

ストレッチャーに乗り、手術室まで行きました。

ここで手術の担当者の人から挨拶がありました。

手術台の横でストレッチャーから手術台に移ります。

自分で転がるように移動しました。

手術台にいると先生が準備しているのがみえました。

手術室には、クラッシックのような音楽が流れていました。

ライトが眩しい。

「左側の点滴から眠気を催す麻酔が入りますので、痛みや違和感があるかもしれません。眠たくなったら寝てください。」

点滴に目を向けましたが、特に違和感はなかったです。

緊張からかまったく何も感じない状態だったのかもしれません。

意識はしっかりとありました。

先生が「ガーゼを取り出して消毒をします」と言いました。

このとき、まだ麻酔が効いていなかったのか、違和感と痛みがありました。

その痛みのために足に力が入ります。

「力を抜いてください」そう言われて

手術経験者には力を入れている方が痛いという人がいたのを思い出しました。

力を抜き、「先生にとっては魚の目を取る程度の簡単な手術なのだから大丈夫」という夫の言葉を思い出し、大丈夫だと自分に言い聞かせました。

この言葉を聞いたとき「最初なんてひどいことを言うんだ他人事だと思って・・・不謹慎だ」と思っていました。しかし、いざ手術となると、そういう風に考えることで心が軽くなりました。

カチャカチャという金属音が聞こえます。

何か処置されているのはわかります。

しかし、麻酔が効いていたようで激しい痛みはありませんでした。

「終りましたよ」

先生が言いました。

「終わったんだ」と心から安堵しました。

手術時間はとても短かったです。

ストレッチャーへの移動時も少し意識が朦朧としているものの、自分で転がるように移動しました。

また病室のベッドへ戻ります。

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